Skip to content

【声が小さくなってしまう原因を解決するための簡単イメージ方法とは?】

こんにちは。アマートムジカ専任講師のキャサリンです。

 

今回は、「一生懸命頑張って歌おう!」

とするけれども、どうにもうまくいかない、

そんな方へお送りするボイストレーニングのお話です。

楽しく歌いたいけれど……

暗い顔で歌う男声

今回いらっしゃったMさんは、

最近、趣味として歌やジャズダンスを始められたそうです。

 

私が声を聴いたところ、ダンスで身体を使っている経験もあり、
「お腹からしっかりした声が出せる方」
という第一印象でした。

ですが、その一方で、
「どうしても声が小さくなってしまう・・・」
「音域が広がらない・・・」
と悩んでいらっしゃいました。

ずばり、その原因は「メンタル面」にありました。

 

「しなきゃいけない」がノドも身体も緊張させる

353389

声を出している時、Mさんの表情はとても真剣です。
そしてしばらくすると視線が上に泳ぎ始めます。
「これで大丈夫かな?」「これであってるかな?」
と一生懸命考えて、「ちゃんとした音程」を探ろうとします。

実はこの時、脳は、声を出さ「なきゃいけない」モードになっています。
すると脳が緊張して、自然とノドも身体も緊張していきます。
結果、ノドに負担がかかり、声が身体に響かなくなっていくのです。

Mさんに限らず、真面目な人、頑張り屋さんはついつい身体に力が入りがちです。
かといって、それを考えないようにするのってとっても難しいですよね。
むしろ「頑張らないようにしなきゃ」と新たな「なきゃいけない」モードになってしまいます。

頭の中をがらりと入れ替えよう!

sweets_pancake

そこで何をしたかといいますと、

「好きな食べ物をイメージ!」

していただきました。

ただ思い浮かべるわけではありません。とことん!やりました。

食べるのは最高品質のブランド苺です。
匂い、大きさ、色、食感、舌触り、

最高のものをあーんと口を開けて頬張ってもらいます。
もぐもぐ噛んで、果汁を味わって、飲み込んで、「あ~幸せ♪」
そう感じたら即座に声を出していただきました。

すると、それまで固く響かなかった声が、出る。
ノドが開いて、まっすぐ通り、楽に出る。
声質も明るく響く凛とした声になっていました。

「なきゃいけない」はいつの間にやらどこへやら。
意識することすらなくなっていました。

イメージに没頭することで、ノドも身体も自然と緩みます。
結果、声が出る状態に変わっていたのです。

 

幸せは、声に出る

444463

Mさんは今回のボイストレーニングを通じて、
「心と声がこんなにも深く繋がっているのか!」
ということを実感されたそうです。

頑張っているけどどうしても声が出ない方。
ちょっとした気分転換のつもりで、好きなこと、好きなものを頭の中に思いっきり浮かべてはいかがでしょうか?
手元に好きな食べ物があれば実際に食べてみるのもありかと思います。

大好きなものを一口つまんで、じっくりと味わって「あ~美味しい♪」。

そうやって出てきた声の響き、通りやすさ、美しさを改めて感じてみてください、

思った以上にいい声が出ているものですよ♪

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

Back To Top