【高齢になると音域が狭くなるって本当?】

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こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

<歌コース>トレーナーのキャサリンです。

 

アマートムジカでは、年齢、性別、職業、実に様々な方が

声のお悩みを解決するためにいらっしゃいます。

 

「ダンサーになるために歌を修得したい!」

という小学生の方や、

「夫婦でカラオケを始めたのでもっと歌を上達させたい!」

と定年後にいらっしゃる方もいます。

 

そしてみなさんが、自分の声の変化を実感していただきました。

ボイストレーニングに、年齢による制限は全くないんです。

 

そうは言っても

「年を取って高い声が出なくなった気がする」

「今更練習したってうまくいかないんじゃないか」

と年齢が原因で歌えなくなるのではないかと

気にされる方もいらっしゃるでしょう。

 

もちろん、そんなことはありません。

高齢の方であっても、正しい声の出し方がわかれば、

ちゃんと高い音域でも歌うことができるのです。

 

 

声が出ないのは、本当に年齢が原因?

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「高齢が原因で声が出ない」

と考える生徒さんに詳しく話を聞いてみると、

根底にこんな考えがあるのがわかりました。

 

「若い人のように、声を出す体力なんてないし……」

「年を取ると声帯の筋力も衰えるんじゃ……」

 

年齢と共に筋力や体力が落ちることは避けられず、

故に音域が狭くなるのはどうしようもないと思っていらっしゃるようです。

 

しかし、よくよく考えてみてください。

みなさんは若いころ、どんな風に声を出していましたか?

必死で息を吸って力を込めて、声は楽に出たでしょうか?

逆に、出し辛くなったり、声がひっくり返ったりしませんでしたか?

 

「高い声を出すのにそんなに筋力が必要なのか?」

答えは「NO」です。

 

高い音域の声を出すのに重要なのは、

「筋力があるか」ではなく、「身体の正しい使い方を知っているか」です。

 

一生懸命力を込めて声を張り上げなくても、

のどが開いて締め付けることのない呼吸の方法や、

息を安定して吐けるお腹の使い方がわかれば、

簡単に声を響かせることができます。

 

むしろ、身体に余計な緊張が入ることで声帯に負担がかかり、

声がひっくり返ったり、のどを傷める方のほうが圧倒的に多いです。

 

声が出ない原因は、

筋力がないからではなく

身体の使い方に癖があり、正しく使えないからです。

 

その癖は年齢関係なく誰もが持っているものであり、

自分の癖がどんなものなのか、それを取り除く方法は何かがわかれば、

誰でものびのびと高い声を出すことができるようになります。

 

 

70代。今までほとんど歌ってこなかったけれど……

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以前ボイストレーニングを受講されたNさんは70代の方でした。

 

何か月か前からカラオケを仲間内で楽しむようになり、

そのうち合唱サークルに通っている人に誘われて、

色々な催しに参加するようになったそうです。

 

ただ、周囲の人達が上手すぎて、

自分は陰でそっと歌ってることが多くなり、

それを聞いた娘さんがボイストレーニングを勧めてきたとのことでした。

 

最初は体力が持つかどうかや、

今までほとんど歌ったことがないことなどを、

アマートムジカ ボイス&メンタルトレーニングスクール 東京・大阪・横浜・名古屋

とても心配していらっしゃいました。

その心配が声や身体に表れて、

呼吸の流れが止まったり、

肩やあごが上がってのどが閉まる原因になっていました。

 

それらの癖をお伝えして、修正方法を実践したところ、

オクターブ上の「ファ」の音が部屋中に響きます。

今まで無理だと思っていた、好きな歌の音域を

あっさり越えていることに気づきました。

 

レッスン終了後、Nさんから、

「初めて声が出て、楽に無理なく楽しくレッスンを受けられた」

と感想をいただきました。

また、その後のフォローアップレッスンで、

サークルのメンバーから「歌い方が変わった」と驚かれたことや、

発声のポイントをまとめた図を見て一緒に実践していることなどを、

楽しそうに報告していただきました。

 

 

「歌いたい」その気持ちに年齢は関係ありません!

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自分の声を良くしたいという思いは、

プロもアマも、年齢も性別も問いません。

 

そして、発声法を修得すれば、

誰でも自分が持っている本来の声で歌えるようになります。

 

年齢を気にかけて、歌いたい気持ちを抑えることなく、

むしろ今こそ、思い切り自由に歌うために

ボイストレーニングを役立てていただければと思います。

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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