メンタルから改善し、声が出るようになる3つのステップ

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こんにちは。アマートムジカ専任講師のキャサリンです。

 

「謙虚」であること。

慎み深く、素直に相手のいうことを受け止められることです。

 

謙虚は、人生を善く生きる上で大事な資質です。

でも人によっては、

謙虚さをよくない方向で受け止めてしまい

自分を必要以上に貶めてしまう場合があります。

 

 

慎ましすぎる謙虚は逆効果

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私:

「歌すっごく素敵に歌えてましたよ!」

 

生徒さん:

『いやいや、そんなことないです。まだ全然駄目です。

音程もまだまだ合ってないし、

歌詞を忘れたり、ミスだらけでした!!』

 

私:

「いやそんなことない――」

 

生徒さん:

『練習通りにちっともできなくって

あんな下手な歌聞かせて申し訳ないです!!』

 

私:

「・・・(本当にうまくできてるんだけどな。。。)」

 

なんて会話に心当たりがあるある人いませんか?

結構、よくある「アルアル」話ですよね(笑)

 

「上手いと言われたからといって、驕ってはいけない」

そんな考えから、この歌い手さんは

自分のできなかったところをあれこれ探しています。

 

でもこの人は本当に歌が下手なのか?といえば、

全然そんなことはありません。

むしろとても上手だったりするのです。

 

謙虚は、良いこと。美徳だと思われています。

 

しかし、これもやりすぎると、

自分を必要以上に貶めてしまい、ただの

 

「自己卑下」

 

になってしまいます。

 

今まで私が100名以上の方のボイストレーニングを行ってきた経験から、

このようなタイプの方は、

「真面目で完璧主義」な方に多い傾向にあります。

 

そして、このような性格が原因で、声が出ない生徒さんがたくさんいらっしゃいました。

 

でも実は、そういった人ほど、

この癖が取れるだけで、突然声が出るようになる場合が多いのです。

 

 

あなたは「光を見る派?」「闇を見る派?」

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ある一つの目標があって

まずそのうちの4分の1ができたとします。

 

その時、

「やった!! 今までできなかったことができるようになった!!

「私すごい!! すごい改善してる!!」

と喜ぶ人と

 

「まだ4分の1しかできてないよ……」

「25点しかできてない」

とダメ出しをする人がいます。

 

次に、半分まで目標達成できた場合、

ある人は、

「さらにできるようになってる!! 私、成長してる!!」

喜び、もう一方の人は

「まだ半分……50点……」

とさらにダメ出し。

 

4分の4、つまり全てが達成できて、ようやく、

「できたー!!」

と喜ぶことができるのかと思いきや、

一方の人は、

「うーん、実感がない。。。」

 

(笑)

 

これはちょっと、もったいないと思いませんか?

 

両方とも、できていることは同じです。

 

でも片方は、できている部分「光」を見ていて、

もう片方はダメな部分「闇」を見ています。

 

光を見ている人はどんどん楽しくなっているのに、

闇を見ている人はどんどん自信を無くしていきます。

「できていることは同じ」なのに、です。

 

この「闇を見ている人」こそが「謙虚癖」を持っている人です。

もともとはとても上手くできているのに、

謙虚癖のせいでそれが見えないんですね。

(※メンタル、身体、声のつながりに関しての記事

「なぜ、ボイス&メンタルトレーニングなのか?  メンタルを変えるには、先ず●●を変えましょう!   」

もご参照ください!)

 

3ステップで癖を取る

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Nさんはボイストレーニングを順調にこなし、

呼吸の仕方も身体の使い方も完璧にできていました。

 

今まで出せなかった声が出るようになり、

「OK。このままの調子でいっちゃいましょう!!」

と私が言ったところ、

一転して表情が暗くなります。

 

「いつもこの音域で声が変になるんですよ。

きっと今もちゃんと出ていないんです。。。」

 

そうおっしゃるNさんの声は、

歌っていた時の明るさが消え、ぼそぼそとか細い声になっていました。

 

「あ、謙虚の癖だ」と思った私は

癖を取る3つのステップを順にたどることにしました。

 

1.「光」を見る

まず、今までと声の出し方が変わっていることを

Nさんと確認しました。

身体にどこも緊張が入っていないこと。

のどの痛みが全然ないこと。

一つ一つ振り返って、「確かにそうですね」と実感してもらいます。

 

2.肯定する

その上で、先入観なく、ただ

「びっくりスローモーションができればOK」

とだけ考えて声を出してもらいました。

すると、今まで通りのまっすぐ大きな声が出て、

「出てますね」と

Nさんは思わず笑顔になります。

 

3.受け止める

最後は、身体にその感覚を刻み込みます。

声を出していて気持ちいいと思った瞬間に

両腕を思い切り広げていただきました。

 

声が出たことを全身で受け止めて、

そこから、「謙虚癖」の取れた

新しい心が定着していきます。

 

両腕が広がるごとに、Nさんは

ためらうことなく、どんどん大きな声が出るようになりました。

 

 

できている自分に会いに行こう

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Nさんは今までずっと

「表に出ることはみっともない、はしたない」

と言われていたそうです。

それが、強すぎる謙虚の元になっていました。

 

でもその一方で

「本当はうまくなりたい」

という思いを抱えていたからこそ、

アマートムジカにやってきて、変わることができたのです。

 

「いえいえ!! 私全然うまくないです!!」

思わずそう言ってしまうあなたもきっと、

同じような思いを持っていらっしゃるのではないかと思います。

 

今こそ3ステップで、

「できている自分」に出会ってみてはいかがでしょうか?

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。