たった1分で「音程がよくなる」ボイストレーニング方法とは?

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こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

ボイストレーニングにいらっしゃる方の中には、

「音程がとれなくて悩んでいる」

という方も多くいらっしゃいます。

 

本日は、たった1分で音程がよくなるボイストレーニング方法をご紹介します

 

 

音程が取れない理由とは?

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音程がとりづらい歌は、

① 音程差が激しい歌であるという点に加え、

② テンポが速い

という特徴があります。このような歌をいきなり上手く歌おうと思っても、なかなか難しいでしょう。

 

また、音程が取れないということは、

「身体が音程を捉えられていない状態」

といえます。

つまり、身体の筋肉が、「メロディに沿って動く声帯の感覚」を覚えきれていない状態です。

上手く腹筋が使えていません。

 

これらが組み合わさることにより、音程を取るのが難しくなります。

 

音程をとる方法:1分でできる「グググ・ギギギ法」とは?

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このような歌に、いきなり歌詞をつけて歌ってしまうと、

どうしても歌詞に気を取られて、なかなか思うように音程の練習ができません。

 

そこで、アマートムジカのオリジナル発声法

「グググ・ギギギ法」

の登場です。方法はいたって簡単です。

 

 歌詞をつけず、「グ」もしくは「ギ」の音だけで歌う

 

だけです。

この「グググ・ギギギ法」を使うことにより、発音がシンプルなため、身体の感度が高まります。

さらに、「グ」や「ギ」という濁音(だくおん)は、他の音に比べて、腹筋が自動的に使われます。

結果、音程の取り方、身体の使い方が、身体に記憶されやすく、早く音程が取りやすくなるのです。

淡々と、何も考えず、「グググ」又は「ギギギ」で歌います。

この時のポイントは、

リラックスした状態のまま、力を抜いて淡々と「グググ・ギギギ」で歌うこと。

それがコツです。

「絶対音程をはずさないようにしなきゃ!」とキリキリしながら歌わないことです。

 

 音程は音程、歌詞は歌詞。分解して練習することが、上達のカギ!

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そして、音程がしっかり取れたら、始めて歌詞をつけて歌います。

いきなり歌詞をつけ、すべてやろうとしても、やった気になるだけです。

それは練習ではありません。

 

音程は音程、歌詞は歌詞と分解して練習することで、格段に早く上手くなります。

テンポが遅い曲は、音程の苦手なところだけ「グググ・ギギギ法」を試しても◎。

 

また、こちらの「クッション練習法」を応用して、少しずつ音を繋げて歌ったり、

こちらの母音の発音」を組み合わせると、さらに歌いやすくなり、音程が安定します。

 

グググ・ギギギ法はいかがでしたでしょうか?

「音痴で悩んでいる」

「自分で音程が取れないのはわかっているんだけど、どうしたらよいかわからない!」

このようなお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。

 

※ 音程で悩んている方は、以下のページもオススメです。

音程が合わない2つの原因と対策
(アマートムジカのスクールHPに飛びます)

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。