【声がかすれる人にも有効!声帯の負担を取り除く1日「40秒」でできる2つの方法!】
こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ
歌コーストレーナーのキャサリンです。
歌っていると段々のどが痛くなったり、声がかすれていったり。
それが原因で歌が苦手になってしまう方はとても多いです。
声がかすれる原因は「のどが閉まったまま声を出していること」です。
のどが閉じていると声が口や鼻腔にうまく響きません。
そのまま無理に音量を上げようとすると、
のどに負担がかかり、痛くなったり、かすれたりするわけです。
※詳しくはこちらのページをご参考ください。
のどが開いた状態で呼吸ができるようになれば、長時間歌っていてもかすれることはありません。
しかし、いくら呼吸の練習をしても、
のどに緊張が感じられたり、呼吸の流れに違和感がある場合、
一度鏡を見て、口をパッと開けてみましょう。
その時の、舌やあごの状態が、声のかすれに大きく関わってきます。
知らないうちについている、声のかすれに繋がる身体の癖
以前、舌の緊張によりのどが締まって、
声が出辛くなっていた生徒さんのお話をしました。
この緊張が原因で、のどがしまることにより、
「声がかすれる」「のどが痛い」などの声のトラブルにつながってしまいます。
舌の緊張は、声帯にダイレクトに伝わります。
従って、舌の位置を少し前に出すよう意識するだけでも、
緊張が解け、声の出しやすさが変わっていきます。
舌の状態は鏡で顔を見ればチェックできるので、
他の身体の部分より、直すのは簡単だと思います。
しかしながら、
「口がうまく開かなくて、舌が見づらい」
「口をあけると、舌が緊張してしまう」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この症状が起きている方は、
もう一つ大きな原因があります。
口をあけたとき、指2本分入りますか?
前回、舌の硬さをチェックするために、
「口を縦に大きく開けて、
舌の状態がどうなっているか」
について確認しました。
この時、
「口が十分にひらかない。指2本分ほどの広さも口をあけられない」
もしくは、
「口をあけようとしても、アゴが痛くて無理」
また、
「口を開こうと頑張った。すると、舌がプルプル震えた」
など、いろいろな症状が出たかもしれません。
例えば、
「口を開けようとしても、アゴが痛くて無理」
というような場合、原因は、ずばり、
「ほお骨の周りの筋肉が緊張しているから」
という点にあります。
ほお骨の周りの筋肉が緊張したまま口をひらこうとすると、
アゴの周りに余計な緊張や負担がかかります。
その結果、負担や緊張が舌や声帯にも伝わってしまい、
のどを痛める原因となります。
「口が開かないのが、ほお骨の周りの筋肉の緊張が原因」
これはなかなか自分では発見できない原因かもしれませんね。
声帯の負担を取り除く! お手軽体操!
では、原因がわかったところで、
どのように解決していけばよいでしょうか?
声帯が緊張せず、負担なく歌うための
「アゴのもみほぐし体操」
「舌のららら体操」
の2つのボイストレーニング体操をお伝えしていきます。
《 アゴのもみほぐし体操 》
1.頬骨の下に親指を下から押し当てます
2.親指の位置はそのままで
掌が上になるように手を返します
3.親指以外の4本の指で後頭部を抱えます。
4.指が滑らないよう固定しつつ両肘を真ん中に寄せていきます
親指が頬骨の下に入り込んでいるか確認してください。
5.そのままゆっくりと「あいうえお」と言います。
「あ」と「え」の音で口を縦に開いてください。
ほお骨の周りが凝っている人ほど、
親指が入り込んでいる辺りが痛いと感じます。
最初は無理をせず、できる範囲でやってください。
アゴが緩んで口が開くようになったら、
次に舌を緩ませる体操もやってみましょう。
《 舌のららら体操 》
1.口を縦に開きます。
大きさは指が2本縦に入るくらいにします。
2.舌の先を上の前歯の裏側の付け根につけます
3.舌の先を下の前歯の裏側の付け根に向かって
「ぱたん」と落とします。
この時に「ら・ら・ら」と言いながらやりましょう
最初は3秒に1回程度の速さでOKです。
鏡を見ながら、一回ごとに舌が落ちきっているのを確認します。
速さよりも丁寧さを重視してやりましょう。
頑張る人に、一日40秒の声帯ケア
今まで150人以上の生徒さんのレッスンをしてきましたが、
アゴや舌が緊張している癖は
「長年歌を歌っている人」
に多く見られました。
人一倍努力して頑張っている分、つい力んでしまい
一度癖がついてしまうと、より強く刷り込まれてしまうのですね。
この「アゴのもみほぐし体操」「舌のららら体操」の2つの方法を、
一回40秒ほどで実施、継続していくことにより、
一週間経つころにはアゴや舌の余計な力が抜けて緩んだ状態に戻ります。
すると、緊張していた部分も動かしやすくなっていきます。
その状態で声を出すと、
口を大きくひらくことができるようになり、
結果、のどを締めることがなく
今までと違う歌い方ができるようになっていくのではないかと思います。
トレーニングというよりも、
「日頃頑張っている舌やアゴを“ケアしてあげる”」
という感覚で、
マッサージのつもりでやってましょう!
自分の歌声の変化にビックリしちゃいますよ♪
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質問失礼します。
ららら体操の際、舌が上の歯の付け根につかない時はどうすればいいのでしょうか?
ジェイさん
コメントをいただきありがとうございます。
舌がつかない場合は、動かせる範囲でやっていただければ結構です。
無理につけようとしてあごが動かないようご注意ください。
この度はコメントいただきありがとうございました。
キャサリン
旅行に3日間行ってきてその間一回も歌っていないのですが、帰ってきて歌ったら高い声がでなくなりました。どうしてですか?
やはさん
コメントをいただきありがとうございます。
さて、コメントいただきました内容について下記の通りご回答申し上げます。
1.web上でのアドバイスにて
あいにくですが、web上でのアドバイスは行っておりません。
姿勢の癖や発声時の身体の使い方、呼吸の仕方などを、
実際に見させていただいた上で、対面レッスンにおいて、
コメントやアドバイスをさせていただいております。
人によって、発声が上手くいかない時の身体の癖は様々なものがあります。
対面でチェックせずにアドバイスをすると、
間違ったアドバイスとなってしまい、
逆にのどを痛めたり、声が出づらくなる可能性があります。
大変恐縮ですが、ご了承いただけますと幸いです。
2.歌い方の具体的なアドバイスについて
もし、高い声が出なくなった原因について、
具体的なアドバイスや修正法の修得をご希望でしたら
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下記に詳細が載っておりますので、
よろしければご参考くださいませ。
https://amatomusica.com/lesson/1day-sing
この度はコメントをいただき誠にありがとうございました。
キャサリン