【カラオケで、男性ボーカルの曲を女性でも歌えるようにするには?】
こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ
<歌コース>トレーナーのキャサリンです。
前回「男性が女性ボーカルのアニソンを歌うためのコツ」
についてお伝えしました。
声質を明るく整えて、高い音域もカバーできるようにすれば、
男性ならではのアレンジを効かせた歌にすることができます。
そしてそれは逆も然り。
女性でも、声質を整えて、低い音域を歌いこなせるようになれば、
女性ならではの魅力ある歌い方ができるようになります。
そこで今回は「女性が男性ボーカルのアニソンを歌うためのコツ」
をお伝えします。
男性っぽく歌おうとすると、ちょっとキツイ?
以前、生徒さんが
「中島みゆきの曲がうまく歌えない」とお悩みで、
どんな風に歌っているかチェックしてみたことがありました。
中島さんは声質がハスキーで、曲の音域も全体的に低めです。
そこで、生徒さんはハスキーな声質を見よう見まねでやってみたそうです。
すると、低音域だけでなく中音域まで、声がこもってしまい音量が小さくなりました。
また、所々でのどが締まるような苦しそうな表情になっていました。
中島さんの楽曲は、確かに音域は低めではあります。
が、女性が全く手が出せない範囲ではありません。
それなのに、なぜのどを締めるようになってしまったのでしょうか?
「低い音域」に対する先入観
この時、私は生徒さんに
「どこで響かせようとしているか?」を尋ねてみました。
すると生徒さんは「下あごから押し出すように声を出していた」
と返答したのです。
ここに、のどが苦しくなる原因があります。
声は、主に口の中の空間や、副鼻腔で響きます。
副鼻腔は、その名の通り、鼻腔と隣り合った空間です。
そしてこの場所は、下あごではなく、上あごに接しています。
下あごに響かせようと意識すると、声は上手く響きません。
響かない声を無理に出そうとして、顎には余計な力がかかってしまいます。
その結果、声がこもり、のどを締める状態に陥っていました。
低い音域でもきれいに響く3ステップ
それでは、男性ボーカルの曲を歌うためのコツを
3ステップでお伝えします。
1.あごから首にかけて水ジャージャー
まずは、緊張している下あごから首筋にかけて水ジャージャーをしてみてください。
※水ジャージャーについてはこちら
↓↓↓
【あがり症を克服するための方法「水ジャージャー」とは? 話し方を学ぶ前に「丹田」を使いこなす!】
下あごの緊張が解け、のどを締めることがなくなります。
また、下あごに対する意識が薄れ、
自然と声が上顎の方へ響くようになります。
2.上向きの矢印をイメージ
こちらの記事を参考に、
声が頭上から出るようなイメージで出してみてください。
↓↓↓
【低い声の音域を広げるコツとは?② 基本の発声+1つのイメージで楽に響かせよう】
低い音域でも、音程が下がりすぎることなく、音量も増していきます。
3.中音域は「歯に穴」の応用で
女性が、男性的なハスキーな声質で、そのまま中音域を歌いたい場合、
普段通りに歌おうとすると、
声質がまとまりすぎて明るすぎる印象を与えることがあります。
そこで、「歯に穴」のアレンジで、
声が前歯全体を通るようにして出してみてください。
※「歯に穴」についてはこちら
↓↓↓
【「呼んでも気づいてもらえない」「声が通らない」を解消!! 技術不要のボイトレ、その名は「歯に穴」】
落ち着いた柔らかい声質になり、男性らしく歌うことができるようになります。
いかがでしたか?
アニソンには、独特な世界観ならではの
カッコよさ、凛々しさ、情熱の強さが込められています。
そしてそれらを表現するのは、男性だけの特権だけではありません。
男性ボーカルの曲だからと言って「歌うの大変かも…?」と尻込みせずに、
ヒーローになりきって、カッコよく歌ってみてくださいね。
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