【切なくも心に染み入る、「バラード」をカラオケで歌い上げる秘訣とは?】

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こんにちは。アマートムジカ専任講師のキャサリンです。

 

切なげで、ゆったりとした雰囲気が魅力の「バラード」。

 

明るくアップテンポのポップスを歌った後に、

バラードのラブソングを歌いあげると、

そのギャップに周りの人は「おお~」と驚くこと請け合いです。

 

今回はこの「バラード」を

うまく歌いあげるためのコツをお伝えします。

 

このコツは、発声のテクニックと言うより、

歌う前の「準備」として行うことです。

 

とても簡単で、なおかつ、ついつい見落としがちな

「口の形」のチェックをすることです。

 

 

才能がないから、歌手のようには歌えない!?

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Hさんは、歌手の高橋真梨子さんのように

ハスキーで人の心に訴えかけるような

ラブソングが歌いたかったそうです。

 

しかし、実際に歌ってみると、

普段の声と、歌声の声質の差が激しく、

そのことを周囲から指摘されるのが辛くて、

歌うのが嫌になってしまった、とのことでした。

 

そう話されているお声は、

落ち着いたハスキーボイスで、

まさにバラードにピッタリのお声でした。

 

実際に歌を聞かせていただいたところ、

とても明るく通る声なのですが、

確かに子供っぽさを感じる、言わば固い声質です。

 

Hさんは憧れる高橋さんのようにならず、

「やっぱりああいう歌い方ができる人は天才なんですよね」

と半ば諦め気味でした。

 

 

声質を変えるのは「口の形」

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しかしもちろん、諦める必要などないのです。

 

声は「才能」ではなく、「機能」です。

 

声の出し方をチェックして修正すれば、

誰でも魅力的な声質で歌うことは可能なのです。

 

Hさんの歌い方を見てすぐにわかったのが、

歌う時に口の形に癖があることでした。

 

どんな癖かと言いますと、

歌う時の口の形が、横に平べったく広がっていました。

 

声が「きしめん」のように

平べったくつぶれた状態で出ていると

固くキンキンした声質になることを以前お伝えしました。

↓↓↓

※歌手のような歌声で、カラオケの得点アップ!あなたもカラオケの主役に!声質を変えて歌がうまくなる秘密の方法とは?

http://blog.amatomusica.com/archives/723

 

口の形は、「スピーカーの笠」と同じ役割をしています。

口の広がりが大きければ声も大きくなり、

逆に小さければ声は響きません。

 

そして、口の形が横に広がっている、

つまり、「きしめん」の口の形だと

出てくる声も、固いキンキンした、

いわば子供っぽさを感じる声質になるのです。

 

 

口の形は、外も「中も」開けましょう

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癖がわかれば、後はそれを修正するだけです。

ここで大事なのが、外からの見た目だけでなく

「口の」にも空間を作ることです。

内部が平べったくつぶれていれば

声が響かず固い声質になります。

アマートムジカ ボイス&メンタルトレーニングスクール 東京・大阪・横浜・名古屋

 

そこで行ったのが「顎のもみほぐし体操」です。

http://blog.amatomusica.com/archives/585

 

顎全体の緊張を解き、柔らかくすることで、

表から見た口の形だけでなく、

内部に至るまで口全体が大きく開きます。

声が響き、大人っぽい柔らかい声質になります。

 

口を開けて、びっくりスローモーションで一呼吸。

「あーー」と声を出すと、Hさんはビックリ。

「さっきと全然違いますね。胸のほうまで声が響いてる♪」

その後、録音した歌声を聞いて、

「変わってますねぇ……」

と感嘆の声を上げていらっしゃいました。

 

 

口の大きさは「0番目」に行うこと

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口の大きさは

アマートムジカの発声メソッドの中で

「0番」として挙げられています。

 

0番というのは、発声の3つのポイントのさらに前、

つまり、前準備の段階で行ってほしい、という意味です。

それだけ、口の大きさは、声に様々な影響を与えます。

 

口を鏡でチェックして、指二本分空いているか?

歌う前の習慣として、ぜひやってみてくださいね。

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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