【表現力を向上させ、人を惹きつける歌を歌うための3つのポイント!「抑揚の付け方」を分析すればあなたもカラオケの達人!】
こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ
歌コーストレーナーのキャサリンです。
「目指すあの歌手と、自分の歌い方の差は一体何だろう?」
「あんなふうにかっこよく歌うにはどうすればいいんだろう?」
「表現力をつけるにはどうすればいいんだろう?」
その問いかけに具体的な答えを出せる人は
なかなかいないのではないかと思います。
歌の表現力をつけるための方法として、
以前「強弱」が大事な要素だとお伝えしました。
強弱の変化をつけることで、歌に抑揚が生まれます。
歌に抑揚をつけることにより、
ただ淡々と歌を歌うのではなく、聞く人の心を掴む歌になっていきます。
「じゃあ、どこで変化をつければいいのか?」
「どんな風にやればいい歌になるんだ!?」
それこそがみなさんが知りたい内容かと思います。
そこで今回は、
表現力を高め、聞く人の心を惹きつけるための抑揚の付け方
をお伝えしたいと思います。
ポイント1:盛り上げるのは「●●」が高い箇所
表現力を高めると言われると、
「難しい」
「センスが問われる」
なんてイメージがあるかもしれませんが、
そんなことはありません。
抑揚をつけるために大事なのは、強弱をどのように変化させるか。
つまりは、
音と音の間の音量を大きくするか小さくするか
たったそれだけのことなんです。
「この音までは音量を抑えて、
その先はちょっとずつ音量を上げていく。
そうしたら、ラストで一気に盛り上げよう!」
こんな作業の積み重ねが
歌全体の抑揚をつくり、
歌い手の表現となります。
「そうは言われても、
その盛り上げる場所がわからないんだけど・・・」
と、思う方もいるかもしれません。
実は、どんな歌でも
この部分が大事だとわかるよう、
明確に強調される箇所があるのです。
それは、
「一番高いキーが使われている箇所」
なんです。
例えば、Aメロ、Bメロと比べて、
サビの部分は音程が高くなっていますよね。
Aメロの中で比較しても、
歌詞の中で、一番メッセージ性が強い言葉は、
他の言葉より高い音程で歌われることが多いです。
高い音程は、聞いている人に明るい印象を与えます。
他の歌詞と比べて音程を高くし、
さらに音量が増すことで、
その部分の言葉はより強い印象を与えられるのです。
しかも、
音程ならば、楽譜を見ればどこのキーが高いかを確認することができます。
誰にでも重要な箇所がどこかわかるようになっているのです。
きれいに抑揚をつけるためのふたつのポイント
どこを強調すればいいか分かったところで、
きれいに抑揚をつけるためのポイントをお伝えします
1.音量は急に上げない
高い音程に当てはまる歌詞「だけ」強調すると、
前後の歌詞との強弱の差が極端になってしまいます。
いきなり大きくなった音に
聞いている人はびっくりするだけです。
目標となる歌詞に向かって、
なだらかな山を描くように、
少しずつ音量を上げ、そして、少しずつ下げていきます。
そうすることで、自然な抑揚が生まれ、
聞いている人が惹きこまれる歌になります。
2.上げる前に「ちょっと引く」
抑揚は、強弱の差が開いているほど
聞いている人の印象に残ります。
しかし、もとからある程度音量を上げて歌っていた場合、
音量「中」→「大」→「特大」となると、
聞いている人には、ただうるさいだけの歌になってしまいます。
そこで、
ポイントとなる歌詞を歌うその前に、
音量を一旦下げてみましょう。
一旦音が抑えられることで、
聞いている人は「あれ?」と思い、歌に意識が向きます。
意識を引いたところで、音量が強くなり、歌が盛り上がると、
ただ強めに歌った時よりも、より印象付けられるのです。
これらのポイントを踏まえながら、
腰グルグルを使って音量を調整すると抑揚がつきやすいです。
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歌を読み解いて表現を楽しもう
歌の要素を分解して分析していくことで、
表現力という、一見つかみどころがなさそうな要素も
具体的に読み解く方法が見つかります。
今まで何度も歌った歌の、新しい歌い方を知ったり、
難しそうと敬遠していた歌を、魅力的に歌う手がかりが見つかったり、
楽しさが拡がっていくでしょう。
ぜひ活用してみてくださいね。
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声ヒツを変えるにはどうすれば良いでしょうか?
田中仁志さん
コメントをいただきありがとうございます。
さて、声質を変えるためのポイントについてですが、
口を開ける時の形、口周りの筋肉の緊張、声を出す時のイメージなどが、声質に影響しています。
詳しくはこちらの記事に、動画や絵も交えてお伝えしていますので、
よろしければご参考くださいね。
キャサリン
http://blog.amatomusica.com/archives/1767
http://blog.amatomusica.com/archives/1687