【カラオケで高得点を取るコツとは? 音程編】

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こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

2018年5月9日(水)に、テレビ東京系列「THE カラオケ☆バトル」に

アマートムジカ代表の堀澤麻衣子が出演させていただきました。

おかげさまで、多くの方から反響をいただいております。

 

 

ですが、当初堀澤は番組の出演を迷っていた時期がありました。

その理由は、「カラオケ」という、

ライブやコンサートとはまた違った条件、状況で歌うからです。

 

カラオケは、機械的な正確さが重視されるため、人が聞く時とは

上手下手の基準が大きく変わります。

 

聞いていて心が安らぐ声質、

ビブラートも、ちょっとしたフェイクもきれいに決まって、

「この人歌うまいよなぁ」と思っていたのに、

カラオケの採点は全然低くて「何で?」と思ったことが、

皆さんもあるのではないでしょうか。

 

しかし堀澤は、

「一旦参加を決めたからにはとことんやってやろう!」

とカラオケボックスに通い詰め、

カラオケ機器に気に入ってもらうための歌い方

を研究しつくしたのです。

 

と、いうわけで、

今回堀澤が発見した、

カラオケで高得点を取るための極意を

シリーズでお伝えしていきたいと思います。

 

※なお、このシリーズでお伝えするポイントは、

LIVE DAM STADIUMの「精密採点DX-G」を使用した場合のものです。

 

※読み進める前に、こちらのページを参考にしてみるとやりやすいですよ。

【音程が合わない】2つの原因と対策

 

 

やっぱり気になるのは「音程」

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カラオケの採点で気になるのは、やはり「音程」ですよね。

採点の要素で一番重要なのが音程の正確さです。

「精密採点DX-G」では、

黄色の音程バーがテレビ画面に表示されます。

そして、次の画面に移る前に、音程バーの上をなぞって、

キラキラッとした星が流れてくることがあります。

 

実は、この星の色によって、

1画面のなかで、どれだけ音程が正しく歌えていたかを

知ることができます。

 

〈音程正解率〉

虹色・・90%以上

金色・・80〜90%

赤色・・70〜80%

青色・・60〜70%

星なし・・60%未満

 

ぜひ、ご自分の音程をチェックするためにも、星の色に注目してみてくださいね。

 

音程を正しくとる上で重要なポイントは、

今までのブログの中で色々とお伝えしてきましたので、

今回は、カラオケで音程を練習するためのポイントをお伝えします。

 

音程を合わせるためのチェックポイントはこちら

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1.マイクのエコーを切る(または、小さくする)

マイクエコーが強くかかった状態ですと、

反響した音をマイクが拾ってしまい、機械が正確な音程を把握することができません。

 

また、防音設備が弱いカラオケルームだと、

隣の部屋で歌っている音を拾ってしまい、

音程正解率に影響を与えるなんてこともあるようです。

「同じ曲を歌っても、カラオケの部屋によって点数が変わってしまう」という方は、

一旦部屋の音源を全て切って、周囲で雑音が聞こえていないか確かめてみてください。

 

そして何より、エコーがかかりすぎた状態だと、

自分自身がどの音を歌っているかがわかり辛いです。

エコーは0にして、自分の正確な音程がわかるようにしましょう。

 

 

 

 

2.ガイドメロディをつけて歌う

ガイドメロディーを「大」にして、何度も聞く→歌うを繰り返します。

カラオケでの音程に求められるのは、機械的な正確さです。

フェイクを効かせて、人には気分よく聞こえる歌でも、

音程が一致していないと見なされれば評価が低くなります。

 

そして、カラオケ機材による音程の基準はガイドメロディの音です。

普段聞いているCDの音と全く同じとは限りません。

歌手独自のしゃくりやタメ、アレンジが

音程として反映されていないことが多いのです。

 

曲によっては、原曲キーが高すぎたり、低すぎる場合、

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「標準キー」として、「多くの方が歌いやすいキー」に設定されていることがあります。

耳で音を覚えていらっしゃる方は、CDの音と違うことに戸惑うかもしれません。

(設定されていることがありますので、必要に応じてキーを変えることもできます)

 

ガイドメロディの音がわからなければ正しい音程はとれません。

ガイドメロディは常に耳に入れておくようにしましょう。

 

3.音程バーを見ながら歌う

先ほどもお伝えしました通り、テレビ画面に出てくる音程バーによって、

自分の音程が機械基準で合っているかがわかります。

 

画面には、他にも、ビブラートや表現力と言った項目が映っていますが、

いきなり全部をチェックしながらやると、集中できなくなるので、

まずは、音程だけに着目していきます。

さらに、音程バーの上を走る青い星を目で追いながら歌うとより合わせやすくなります。

 

カラオケの点数のなかで一番点数に影響するのは、何と言ってもやはり「音程」です!

音程が外れる部分をチェックして、都度調節しながら、

繰り返し練習をしていきましょう。

 

また、点数が出た後の次の画面で、分析結果を見ることができます。

 

カラオケバトル音程

〈音程のグラフの見方〉

折れ線グラフの丸が黄色の星になっているところは、音程がかなり正確に歌えている部分です。

水色の丸は、ほぼ正確に歌えている部分、赤い丸は音程が外れてしまっている部分です。

歌の中でどの部分が赤丸になっているかを確認しましょう。

音程がずれてしまった部分がどこなのかを知ることで、効果的に練習できます。

 

音程正解率が90%を越えると、100点も夢じゃないレベルになります!

 

4.画面と自分を動画で撮る

1~3ができているかどうかの確認は、必ず動画を撮って行います。

ただ何となく歌うのを繰り返すのではなく

どこの部分が、どれくらいずれているか、楽譜や歌詞カードに書き込んで、

修正、振り返りを繰り返していきましょう。

 

また、この時、テレビ画面だけでなく、

自分の表情、姿勢もチェックしてみましょう。

音が外れやすいところは、

顎に力が入っていたり、肩に力が入っていたりなど、

表情や姿勢の癖が出ることが多いです。

 

カラオケでの歌い方は、確かに人前で歌うのとはまた違った難しさがあります。

しかし、一つ一つを紐解いて、ポイントを押さえていけば、

上達具合を自分でも認識できるようになり歌いやすくなります。

是非参考にしてみてくださいね。

 

 

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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