【ボイトレ前に鏡で確認! いい声を出すための姿勢チェック法まとめ】
こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ
<歌コース>トレーナーのキャサリンです。
生徒さんの中には
「テキストを見て自分なりにやってみたけれど、
うまくいかないのでレッスン受けることにした」
という方もいらっしゃいます。
そういった方によくみられるのが
「癖」が顕著に表れていることです。
呼吸の仕方の癖、身体の緊張の癖、メンタルの癖、など、
癖には色々な種類があります。
中でも、一番最初、発声練習をする前にチェックしていただきたいのが、
「姿勢の癖」です。
たかが姿勢と侮るなかれ。
癖がついた状態で声を出そうとしても、
声帯や腹筋が上手く使えず、
声が出しづらさ、のどの痛みの原因になります。
では、今までの記事の中から、声と姿勢の繋がりを振り返っていきましょう。
声が出しづらい? こんな姿勢になっていませんか?
1.体幹
声を出す時に限らず、普段からチェックしておきたいのが
「体幹」です。
猫背の姿勢は自然と肺や腹筋が圧迫されます。
反り腰も、体幹に余計な緊張を生み、呼吸がし辛くなります。
こういった体幹の癖を直し、正しい姿勢にするために、
「肋骨の位置」に着目してみてください。
肋骨を引き上げることで、猫背でも反り腰でもない、
真っすぐな体幹にすることができます。
背筋が伸びていると、見た目の印象もよく見えるので、お勧めです。
2.肩
肩が引き上げすぎていると、その緊張は首や声帯に伝わります。
結果、声を出す時に声帯に負担がかかり、のどを傷める原因になります。
また、肩を動かそうとしていないのに、
何故か呼吸をすると自然と上がってしまう人がいます。
その場合は普段から肩が緊張している、
つまり肩こりがひどい場合が考えられます。
1番の「ギュードサー法」ならびに、こちらの肩甲骨回しで
肩周囲の緊張を解いていきましょう。
3.あご
口を開けようとする時に、ついついあごが持ち上がる癖。
この癖を持っている方はとても多く、
レッスンでも生徒さんの3人に2人は該当しています。
どんなに歌がうまく歌える人でも、この癖が現れた途端、
音程が取れなくなったり、声がひっくり返ったり、
様々な弊害が起こります。
逆に言えば、顎の姿勢が治るだけで声の出し方は格段に改善されます。
こちらの記事を参考に、歌う前には必ずチェックしてみてください。
姿勢の癖は長年の生活の中で身についてしまったものです。
意識せずに変えるのは難しいですが、
だからこそ、歌う前に鏡を見てチェックしていきましょう。
声の出しやすさを実感し、習慣として定着させることができます。
声を出す前の「0番」のポイントとして、覚えてみてくださいね。
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