【発声練習ではうまくいくのに、カラオケだと音痴になる理由は?】

こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

<歌コース>トレーナーのキャサリンです。

 

 

歌の練習成果を周囲に披露するのに、一番身近な場所は、やはりカラオケです。

友達と学校帰りに。イベントの打ち上げで。忘年会や新年会で。

「今まで見てるだけだったから、今度こそ歌う輪の中に入りたい!」

という理由でレッスンを受講される生徒さんはとても多いです。

 

そしてそういった生徒さんの中には

「発声練習だと声は出せるのに、本番の歌で音程が取れなくなる」

ということに悩んでいる方が多いです。

 

そのせいで

「このまま歌もできればいいんですけど……」

「歌だと音が出ないんですよね……」と

カラオケに対して抵抗感を持ってしまいます。

 

今回は、カラオケでも音痴にならずに歌いあげるためのポイントをお伝えします。

 

 

歌うのって難しい!! そう考えてしまう理由は?

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発声練習で「あ~♪」と声を出しているだけなら全然問題なくできるのに、

何故これが歌になると音程が取れなくなるのでしょうか?

 

「そりゃ歌の方が難しいし、大変だからじゃん」

と考えた方、正解です。

発声練習よりも実際に歌う方が、何倍も大変なのです。

 

では、一体何が「大変」の要素になっているのでしょうか?

 

歌は、発声練習と違い

・メロディ

・歌詞

・リズム

などなど、色々な要素が加わっています。

 

発声練習だけやって突然カラオケで歌おうとしても、

これらの要素に対する練習ができていないので、

うまく歌うことができなくなるのです。

 

つまり、メロディや歌詞などに焦点を当てて練習をすることで、

カラオケ本番でもしっかり歌うことができるようになります。

 

 

「脱・突然歌う」で「脱・音痴」!

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ではどんな風に練習をしていけばいいか、

ポイントをお伝えしていきましょう。

 

1.メロディは「クッション練習法」で覚える

いきなりメロディを全部覚えようとしてもうまくいかないので、

まずは一つ一つの音を安定して出せるようにしていきます。

一つ一つの音が出たら、少しずつ音をつなげて、

メロディを掴んでいきましょう。

やり方はこちらの「クッション練習法」を参考にしてください。

 

 

2.歌詞は「母音の発音」から行う

歌詞が複雑な歌をきれいな発音で歌うには、

まずは母音の口の形を練習していきます。

 

 

練習ではテンポをゆっくりにして、

一つ一つの口の形や音に慣れていくようにします。

練習で慣れていけば、本番ではそこまで口の形を意識しなくてもOKです。

アマートムジカ ボイス&メンタルトレーニングスクール 東京・大阪・横浜・名古屋

全体的に「丸」に近い口の形になっていれば、きれいな発音で歌えます。

 

3.リズムは「ピッチャースローモーション」の応用で

1番のクッション練習法で、メロディを覚えていけば、

ある程度のリズムは覚えられるようになっています。

そこにプラスして、ブレスのタイミングを整えることで、

リズムが狂うのを防止していきます。

こちらのピッチャースローモーションの応用で、

腕の動きに合わせて呼吸をしてみましょう。

 

 

テンポが速い曲は、腕全体を動かすとタイミングが間に合わないので、

手首のスイングに合わせて呼吸をしてみてください。

 

 

急がば回れで早く上達

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ここまでの手順を見て「時間かかりそうだな」と考えた方もいるでしょう。

でも同じ1時間練習するのであれば、

一人カラオケで音源流しっぱなしで歌うより確実に上達します。

 

「脱・カラオケ音痴」を目指して、

歌が難しいというマイナスイメージを一つずつ払拭していきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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