【きれいなビブラートで歌うには? 3つのステップで簡単に修得しよう】

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こんにちは。

堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

<歌コース>トレーナーのキャサリンです。

 

「持ち歌にもっと感情を込められるようにしたい」

「カラオケできれいに聞かせるテクニックを身に着けたい」

そう思って練習を重ねる生徒さんに、

「ビブラート」の上手いやり方を訊かれたことがあります。

 

ビブラートというのは、音量、音程を一定の速度で揺らすことで、

抑揚や感情の動きを表現するテクニックです。

こんな感じの声ですね。

 

「○○のビブラートかっこいいよな~」

と歌手の表現力に惚れ惚れしている方は多いのではないでしょうか。

 

今回はこのビブラートについてお話します。

 

 

ビブラートが安定しない理由

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ビブラートの悪い例として、

「ちりめんビブラート」というものがよく挙げられます。

 

音程・音量の揺れが一定でなく小刻みに震えているようなビブラートを指します。

無理にビブラートをかけようとして、このちりめん状態で歌っても、

声はきれいに伸びず、ビブラート以外の箇所にも

声に力みを生んでしまうことがあります。

 

では、どうしてちりめん状態になってしまうのでしょうか?

原因は2つです。

 

1.のどに余計な力が入っている。

のどが緊張し過ぎていると、音程のコントロールがうまくできません。

力任せに小刻みにのどを動かすことになり、音の揺れ幅も安定しなくなります。

 

2.息を吐く量が安定しない

息の量が弱いと、音量も弱くビブラートの変化がつけづらくなります。

逆に息を強く吐きすぎると、身体の緊張を招き筋肉のコントロールが難しくなります。

身体の余計な緊張がない状態で、安定した量・スピードの息を吐くことが大事です。

 

3ステップでビブラートを気持ちよく歌おう

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では、ビブラートをきれいにかけるにはどうしたらよいか?

その方法とポイントをお伝えします。

 

1.のどに余計な力がかからないようにする

まずは声を出す上での大前提「のどに負担がかからない呼吸の仕方」です。

おなじみ「びっくりスローモーション」を使います。

ビブラートに限らず、どんな場面においても、

この呼吸ができるようにすることは必須です。

↓↓↓

びっくりスローモーションについてはこちら

【高い声を出すための3つのボイストレーニング法とは?】

http://blog.amatomusica.com/archives/42

 

 

2.息を安定して吐けるようにする

アマートムジカ ボイス&メンタルトレーニングスクール 東京・大阪・横浜・名古屋

次は声を一定の音量、音程で出していきます。

そのためには、息を最初から最後まで安定して吐けることが重要です。

この段階ではまだ音程を調節しようとしなくてOKです。

息が安定していないのに音程を探ろうとすると、

息が細くなり、声も細くなってしまいます。

息のスピードがうまく調節できない時は、

「ピッチャースローモーション」を使うとわかりやすいです。

↓↓↓

【一瞬で簡単にできる発声練習! 「ピッチャースローモーション」発声法!】

http://blog.amatomusica.com/archives/947

 

3.指で波を作って声を合わせる

声が安定して出るようになったら、そこに揺れを付けていきます。

この時、

「横隔膜を動かそう」

「音程の幅はこれくらいかな?」

と考えながら行うと、意識が取られて息が細くなることがあるので、

お腹の動きや音程は敢えて気にしなくてOKです。

目の前に指を出して、指で波を描きながら、

その波に合わせて声を出すようにしてみてください。

イメージに合わせて、身体が自然と声の出し方を微調整してくれます。

 

ビブラートがきれいにコントロールできると、

聞く人の心をぐっと掴むような、情感豊かな歌が歌えるようになります。

身体やのどの余計な力を抜いて、リラックスした状態で、

一流歌手になりきって歌いあげてみてくださいね♪

 

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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