【高いキーの歌がうまく歌える方法とは?「●●」の位置を変えるだけで楽々声が出るようになる!?】

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こんにちは。

堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

ここのところ生徒さんとの会話で、

「最近の曲はキーが高いのばっかりで、歌いにくい」

というお悩みを耳にします。。

 

確かに、男性アーティストであっても、

びっくりするくらい高音で歌っていらっしゃる方が

増えてきていますね。

 

そんな高いキーを歌いたくて

日々練習している生徒さんによくみられる特徴が

一つあります。

 

それは、

 

「あごが上を向いている」

 

ということなんです。

 

 

あごをあげるとカッコよく見える?けど、声は出にくくなります!

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テレビやライブで歌っているアーティストさんが

身体を反らし、顔を空に向けて

ソウルフルに歌っている姿は、

見ている側も思わず熱狂してしまいますね。

 

そのイメージが強いのか、歌の中で一番盛り上がる

高いキーで歌う所は、

顔やあごを上に向ける生徒さんが多いです。

 

しかし実は、

あごが上に向いてしまうと、

思った以上に歌を歌いづらくなります。

 

その理由は3つあります。

 

1.のどを緊張させ、のどを痛める危険性がある

あごが上に向くことによって

首筋や声帯の周りの筋肉は自然と引っ張られ

声帯の緊張に繋がります。

 

そのまま声を出すことで

のどを痛める原因になってしまうのです。

 

2.口の開きが小さくなることで、音量が小さくなる

あごを上に持ち上げようとして、

口の開きが小さくなる場合があります。

 

口の大きさはスピーカーと同じです。

口の開きが小さくなると、

口腔内で声が共鳴しづらくなり、

音量が小さくなります

 

3.口の形が安定せず、音程が合わなくなる

あごが上を向くと、

その動きに合わせて

口の中の空間の形も変わります。

声の響き方が変わり、

自分が思った音程が出なくなります。

 

実は、あごを上向けて歌うと、なんとなくカッコよく見えるかもしれませんが、

それ以上にデメリットの方が多いと言えるのです。

 

今まで出なかった高いキーを上手く歌うことができた!

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今回の生徒さんMさんも

「最近の歌はキーが高い」

とお悩みでした。

 

そしてやはり、あごが上に持ち上がり、

口の開きが小さくなり、

首筋が張っている状態だったのです。

 

その「あごが上に持ち上がるクセ」を、

発声練習の中で何度もチェックし、あごを引いた姿勢を定着させていきました。

 

するとその結果、

ふらふらしていた音程が安定し

くぐもっていた声が響くようになり、

柔らかい声を出せるようになっていきました。

 

レッスンの冒頭で声の出し方をチェックした時は、

オクターブ上の「ド」の音がギリギリ出るか出ないか、という状態でした。

 

しかし、最後はオクターブ上の「ラ」の音まで、

歌うことができるようにまでなったのです。

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鍵盤 ブログ記事用

 ここから…                       ここまで広がりました!

 

「これ裏声じゃないんですよね!?」

とMさんは自分自身の変化にびっくりしながらも、

満面の笑みでした。

 

 

あごの位置を調整するだけで、歌う楽しさ倍増!!

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あごの位置一つで

声の出しやすさは全く変わってしまいます。

 

カラオケで練習する時は

部屋の鏡を見ながら細目に位置をチェックするといいですね。

 

以前お伝えした「あごのもみほぐし体操」

↓↓↓

http://blog.amatomusica.com/archives/585

 

も一緒にやっておくと、

更に口が開きやすくなり声も出しやすくなります。

 

また、こちらのページにも、高い声を出すためのコツが載っています。

【高い声・高音が出ない】2つの原因と対策

 

日々の癖チェック&身体ケアで

流行りの曲もどんどん歌っていきましょう!!

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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