【低い声の音域を広げるコツとは? 「水ジャージャー」で身体の使い方を変えよう】
こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール
アマートムジカの岡野です。
最近の楽曲は、高いキーで歌う曲が多いです。
サビの一番盛り上がる箇所など、
ここぞという場面でよく使われています。
しかし、低いキーの音程で歌う曲もまた、魅力ある歌がたくさんあります。
しっとりと落ち着いた雰囲気を作りだしたり、
言葉の一つ一つが染み入るような、深みのある歌が歌えるようになります。
今回はそんな低い音域の歌を歌うために重要な、
「身体の使い方」についてお話していきます。
低い声でも、意外と身体は緊張している
今までも何度かお伝えしましたが、
声を出す時に、身体に余計な緊張が入っていないかは、
常にチェックしておくべき重要なことです。
身体の緊張はそのままのどや声帯に伝わり、
声を出す時に負担をかけることになります。
高い音を出す時に、身体やのどの緊張を気にする人は結構いらっしゃるのですが、
実は、この身体の緊張。
高い声以上に、低い声にも大きな影響を与えているのです。
声帯は、引っ張られることで高い音が、
緩ませることで低い音が出ます。
身体が緊張していると、声帯も引っ張られている時のように緊張し、
音程が自然と上がってしまうのです。
身体の緊張が簡単に解ける、「水ジャージャー」
では、緊張を解いて、リラックスするにはどうすればいいのか?
「緊張するな!!」と必死で訴えかけても、
逆に自分を追い込んで身体は緊張してしまいます。
そこで、アマートムジカのオリジナルメソッド
「水ジャージャー」の出番です。
身体中に水が流れるイメージをすることで、
心地よさを感じながら、身体をリラックスさせることができます。
まずは声を出す前に、全身に水が流れるイメージをして、
身体の緊張を取り、安定した状態を作っていきます。
↓↓↓
水ジャージャーのやり方はこちら
【あがり症を克服するための方法「水ジャージャー」とは? 話し方を学ぶ前に「丹田」を使いこなす!】
http://blog.amatomusica.com/archives/591
低い声を出す時は、特に次の2つの箇所に水を流すイメージをしてみてください。
1.膝下~踵
声を出すのに何で足元? と意外に思われるかもしれません。
しかし、足は身体を支える根底となる場所です。
足が緊張していると、重心が上がり不安定さを身体が感じます。
すると、身体全体が不安感から緊張していくのです。
足もとを緩ませることで、重心も下がって身体安定します。
2.首
あご下から鎖骨付近まで、水を流すイメージをします。
首回りは無意識のうちに緊張している生徒さんが多いですが、
水ジャージャーだと簡単に緊張を取ることができます、
また、低い音は、喉ぼとけが下がった状態で出しています。
水が下に流れるイメージをすることで、余計な緊張がない状態で
喉仏を自然に下げることができます。
イメージがし辛い場合は、身体へのアプローチを増やしてみてください。
手で脚や首元を撫でてみたり、
「足グリグリ」や「首のストレッチ」で
一回身体をほぐしてみるのも効果的です。
足グリグリについてはこちら
↓↓↓
【「声がうわずる」「声が緊張で震える」その原因と対策は?「浮き足立つ」身体を変える方法】
http://blog.amatomusica.com/archives/941
首のストレッチについてはこちら
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【パソコンとにらめっこしているあなたに送る!「歌が上手くなる」3つの簡単ストレッチ方法】
http://blog.amatomusica.com/archives/426
低い音もこなして表現力豊かな歌を歌おう
高い声だけでなく、低い声も使いこなせるようになると、
歌の表現力がさらに広がります。
安心感を与える響きで、聞く人を惹きつける、
そんな歌を歌うために、
まずは身体づくりから始めてみてください。
次回も、低い声を出すためのポイントを深掘りしていきます。
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