【カラオケで、女性ボーカルのアニソンを男性でも歌えるようにするには?】

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こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

<歌コース>トレーナーのキャサリンです。

 

前々回、前回に引き続き、今回もアニソンについて掘り下げていきます。

 

アニソンは、単なるオープニングやエンディングの曲ではなく、

アーティストさんが物語の世界観を深くイメージした曲だったり、

キャラクターの個性や心情を表したテーマソングだったりと、

作る方の色々な思いが込められています。

 

世界観やキャラクターに惚れこんでいる方は、

テーマとなっている歌に対する

「もっとうまく歌いたい!!」という思いも強いでしょう。

 

場合によっては、

「男性だけど女性キャラの歌を歌いたい」もしくはその逆で

「女性だけど男性キャラの歌を歌いたい」ということもあるかと思います。

 

そこで今回は、「女性キャラの歌を男性でも楽に歌えるようにするためのコツ」

をお伝えしたいと思います。

 

女性ボーカルの曲は、男性ボーカルが歌う曲よりキーが高めになることが多いです。

どうしても音域が届かない場合はキーを下げる手もありますが、

キャラクターらしさや、曲の雰囲気をそのまま表現したくて

「原曲キーで歌いたい」と強く願う方もいらっしゃるでしょう。

 

こういった歌い辛い高いキーをこなすには、

勿論そのフレーズを何度も練習する必要があります。

 

しかし、練習するにもコツがあり、ただ闇雲に繰り返して歌うだけでは、

無理に声を出してのどを傷めるだけの結果に終わります。

 

では、どのようにすればいいか?

ポイントは「のどを開くこと」

そして、のどを開いた状態を確保するために

「いきなり歌いださないこと」です。

 

 

あれこれ考えると、歌えなくなる不思議

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「アニメキャラになりきって歌おう!」という場合、

アニメのシーンや、キャラクターの声、姿を全く考えずに歌うことはないと思います。

そう言ったイメージに集中することは、表現力を高めるためにとても大事なことです。

 

しかし、発声法が出来ていない状態だと、

「うまく声が出ているか?」「音程合っているか?」

と言った不安や緊張にとらわれてしまい、

結局発声法もイメージの仕方もうまくいかなくなってしまいます。

 

まずは、楽しく歌うための土台となる発声を整えることが先決です。

その発声も、いきなり歌から入ろうとすると、

呼吸の仕方やお腹の使い方が確認できない状態で、

ただ何となく歌うことになり、うまくいきません。

 

一番最初に練習するべきなのは「呼吸」です。

のどが開いた呼吸を身体が覚えるくらいに練習してから歌うと、

驚くほど簡単に高いキーも届くようになります。

 

 

3ステップで、歌の土台を整える

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では、アニソンで高いキーでも歌えるようにするための

3つのステップをお伝えします。

 

1.びっくりスローモーションだけで声を出す

高くで出しづらいキーは、まずのどを開ける練習から始めます。

その音だけで、びっくりスローモーションの息混じりの声を出しましょう。

※びっくりスローモーションについてはこちら

↓↓↓

【高い声を出すための3つのボイストレーニング法とは?】

びっくりスローモーションで音が出せれば、

そのキーに声を載せることで歌にも使えるようになります。

アマートムジカ ボイス&メンタルトレーニングスクール 東京・大阪・横浜・名古屋

びっくりスローモーションでも出せなかった場合は、

キーを少し下げたほうがいいでしょう。

 

2.歯に穴のイメージを載せる

声質をクリアにするために、

前々回お伝えした「歯に穴」のイメージで歌うようにします。

↓↓↓

【カラオケで、声優みたいにかわいく歌うには?】

 

目標物を決めたり、指で声が通る道筋を導くなどして、

歯に穴のイメージが身体に定着するまで歌っていきましょう。

「母音の発音」も加えると更に声質が良くなります。

 

3.腰グルグルでスムーズに音量を出す

どうしてものどに力が入ってしまったり、

前後の音が離れていて出しづらい時は、

腰グルグルを使うことで滑らかに音を繋げることができます。

↓↓↓

【ラクラク高音が出る! 秘伝の高音の出し方「腰グルグル」を伝授します!】

 

腰グルグルを使うと瞬間的に息を多く吐けるので、

高いキーでものどを閉めずに楽に歌うことができるようになります。

 

この3つのステップを踏むことで、

のどが開いて、声が楽に響く歌い方が定着すると、

女性ボーカルの高いキーも楽に歌うことができます。

 

繰り返し練習して、やり方を覚えたら、

後はイメージを乗せることが大事です。

好きな場面、自分の中の情熱を存分に込めて、

楽しく歌っていってくださいね。

 

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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