【カラオケで高得点を取るコツとは? 裏加点編】

歌う女性

こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

長きにわたりまして連載してまいりました

【カラオケで高得点を取るコツ】シリーズも、とうとう最終回。

最後は、知る人ぞ知る裏ワザ、

裏加点

についてお伝えします。

 

 

「裏加点」って何?

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「裏加点」と言われても、

何のことだかわからないという方もいらっしゃるかと思います。

 

それもそのはず。

裏加点は、採点画面に表示されません。

 

カラオケの採点画面には、

「音程」「表現力」「ロングトーン」「安定性」「リズム」「ビブラート」

が表示されています。

これらの合計点に表示されない裏加点がプラスされて総合点となるわけです。

 

裏加点の配分は最大で2~3点です。

100点を目指す人にとっては、この点数を取ることは非常に重要になっていきます。

 

 

「裏加点」はどうすれば取れる?

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では、この裏加点、どのようにすれば点を伸ばすことができるでしょうか?

裏加点は、「倍音」で診断されているという説が有力です。

 

【倍音とは】
ある音が鳴っているときに、人の耳には「一つの音の高さ」が聞こえます。

例えば、ピアノの鍵盤のドの音を打つとドの音が鳴ります。

発声でも、ドの音程になるように発声すればドの音が聞こえます。

 

しかし、この時に鳴らしている音を分析すると、

「ドの音」以外の音も同時になっているのです。

実は、鳴らしている音よりもすごく高い音が同時に鳴っています。

 

周波数が2倍になると、1オクターブ上の音になり、

3倍で1オクターブ+5度上、

4倍で2オクターブ上の音となります。

この、鳴らしている音と同時に発せられる2倍・3倍・4倍……の周波数の音を

「倍音」と言います。

 

この倍音が多く響いているほど、裏加点が高くなると言われています。

 

【カラオケの機械が検知する倍音とは】

「倍音が多く含まれた声」といっても、様々な声質が存在します。

カラオケの機械が裏加点をつけるタイプの「倍音が多く含まれた声」を

分かりやすく言い換えると・・

  • 響きのある声
  • 通る声
  • 輪郭がはっきりした声

です!

 

真逆の言葉で言うと、

  • 響きのない声
  • こもる声
  • ぼやけた声

これらは裏加点につながりにくい声と言えます。

 

 

倍音を響かせるための簡単イメージ法「歯に穴」

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では、どのように上記のような倍音を響かせればいいのでしょうか。

倍音は、特に意識をしなくても、

人が声を出した時、ほとんど自然に含まれています。

その中でも、鼻腔共鳴がより響く声ほど、

含まれる倍音の要素は大きくなります。

 

この鼻腔共鳴を強める方法として有効なのが

「歯に穴」です。

 

特別なテクニックを必要とせず、

イメージに載せて声を出すだけで、

鼻腔に声が楽に響くようになります。

そうすると、響きがあり、よく通る、輪郭がはっきりした声を出すことができます。

 

この時、ポイントが1つあります。

こちらの記事を参照に、

マイクを持った時の姿勢を予めチェックしておいてください。

 

「歯に穴」は、肋骨が下がっていたり、あごが上を向いた姿勢だと、

声をうまく鼻腔に響かせることができません。

マイクを持って歌う場合、その位置に合わせて顔を動かすと、

姿勢が崩れることがあります。

姿勢を正して、歯に穴の効果が正しく表れるようにしておきましょう。

 

 

 

長きにわたってお送りしてきた

【カラオケで高得点を取るコツ】シリーズはいかがでしたでしょうか?

カラオケが趣味だという方も、

うまく歌えなくて困っていた人も、

この記事を参考に、楽しく歌ってみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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