【カラオケ初心者のあなたに。「自分に合う歌」を決めるための3つのポイント】

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こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

ボイストレーニングを受けるきっかけの1つに

「歌に対する苦手意識から、これまでずっと歌を避けてきた方が、

急遽カラオケで歌わなくてはならなくなった」

というものがあります。

 

こういったカラオケ初心者の方々に、

どんな歌を歌ってみたいかとお尋ねすると、

「う~~ん」と考え込んでしまったり、

「おすすめの歌って何かありますか?」と逆に訊かれることもあります。

 

歌に慣れていない人は、自分にどんな歌が合うのか、探すのに苦労でしょう。

そこで今回は「自分に合う歌の探し方」についてお伝えしたいと思います。

 

 

「私はどんな歌を歌えばいいんだろう?」

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「自分に合う歌」の解釈は、

歌を日常で歌っている人と、慣れていない人とで大きく差が出ます。

 

日常で歌っている人の場合は「自分が歌いたい歌」です。

何故なら、歌う目的が「歌を通して自分の思いを表現すること」だからです。

メロディや曲調、歌に込められたメッセージなど、

聞いていて共感できる面が多い歌が、合う歌となります。

 

しかし、歌に慣れていない人が、突然そこまで考えるのは難しいかと思います。

まずは「失敗しないこと」「最後まで歌いあげられること」

を重点に置いて、どんな歌を歌うか考えるでしょう。

 

最初は「失敗しない歌」を探せば十分です。

歌うことに慣れて、1曲1曲歌いこなせた経験を積んでいきましょう。

歌うことの楽しさを感じられるようになったら、

自分はどんな曲に共感するか、どんな想いを表現したいかを、

探していけばいいかと思います。

 

 

自分に合う歌を見つけるための3つのポイント

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では、「自分に合う歌」はどのように探せばいいでしょうか?

以下の3つのポイントをもとに、探してみてください。

 

1.自分の音域を知る

曲が自分に合うかどうかわからない原因で1番大きいのが「音域」です。

自分の音域がわからないまま曲を選ぶのはとても不安になるでしょう。

音を外すことなく、でもできる限り幅広い音域で歌いたいものですよね。

 

そういった場合に、自分の音域を知るための目安として

「びっくりスローモーション」でどこまで音程を広げられるかチェックしてみてください。

びっくりスローモーションでのどが開けて声が出せれば、

その音程では、声帯に負担をかけることなく声を出すことができます。

 

もしびっくりスローモーションで声を出しても、

声がかすれたり、息を吐く量が安定しない場合、

そこが自分の音域の限界だと思っておくといいでしょう。

目安となる音の1~2音狭まった範囲の音域で歌える曲を探してみてください。

 

いいなと思った曲の音域が高かったり低かったりする場合は、

自分に合う音域に調整してしまってOKです。

アーティストさんと同じ音域で歌うのがゴールではありません。

自分の声を最大限発揮できる音域を探して歌いましょう。

 

2.リズムがゆったりした曲を探す

歌に慣れていない人が、ちゃんとできるかな? と不安に感じる

2つ目の要素が「リズム」です。

 

テンポが速かったり、途中で変わったりする曲だと、

メロディがわかり辛く音程を外してしまったり、

途中の呼吸のタイミングがずれて、歌詞をうまく歌えないことがあります。

 

慣れない間はゆったりとしたテンポの曲を探してみてください。

リズムの取り方については、

こちらのページも参考にするとやりやすいかと思います。

どうしてもリズムが速い曲に挑戦したい場合は、

最初はゆっくりめのテンポで歌って、徐々にスピードを速くしていきましょう。

この時必ず、びっくりスローモーションの呼吸が正しくできてから、

スピードを速めるようにしてください。

呼吸が正しくできていないま速めのテンポで歌おうとすると、

のどが締まり声帯に負担をかけてしまうので気を付けましょう。

 

 

3.歌詞の内容がイメージしやすい曲を探す

失敗しないように音域やリズムが合う曲を選ぶのも大事ですが、

曲の内容や、込められた思いをイメージするのも同じくらい大切です。

 

内容を理解しないままイメージを持たずに歌うと、

強弱やメリハリがなく、単調な歌い方になります。

歌っていても楽しくないですし、達成感も得られないですよね。

 

いきなり、「歌を通してどんなメッセージを伝えたいか」

などと考えるのはハードルが高いかと思います。

まずは、「このフレーズいいな」「ここのメロディカッコいいな」

と思えるものを探せばOKです。

「いいな、楽しいな」という気持ちを声に乗せるところから始めてみましょう。

 

 

歌の世界に飛び込もう!

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何となく歌うのが苦手だったり、歌に慣れていない人でも、

このように、歌うポイントを押さえておけば、

選曲の方向性も見えてくるのではないかと思います。

 

ですが何より大事なのは、

「自分が共感できる歌」を見つけることです。

はっきりとした思いでなくても、何となくいいなと思えれば十分です。

 

世界にはたくさんの素敵な歌、

思いもよらなかった視点や刺激を与えてくれる歌がたくさんあります。

ぜひ、色々な曲を聞いて、ご自分の歓声に突き刺さるような、

持ち歌を探してみてくださいね。

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キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

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