【人の心に響く歌を歌うには? 「声とメンタルの繋がり」が歌い方を根底から変える!】

559726

こんにちは。堀澤麻衣子ボイス&メンタルトレーニングスクール アマートムジカ

歌コーストレーナーのキャサリンです。

 

「高い声が出ない、のどが痛くなる、大きな声が出ない」

そんな自分を変えて、もっと楽しく歌えるようになりたい。

もっと聞く人の心に響く歌を歌いたい。

 

声のお悩みを持ちつつも、それ以上に

「歌うのが大好き!」と強い思いを持っていらっしゃる方に、

今回は1つ質問をいたします。

 

心に響く歌、人を感動させる歌、引き付ける歌を歌うために、

一番大事なことは何かでしょうか?

 

「音域が広い」「声量が大きい」「音程がぴったり合う」それもまた大事です。

しかしもっともっと歌を魅力的するために重要なのものが1つあります。

 

それは、

「自分自身のメンタルの状態」です。

 

 

しかしながら、メンタルが大事だといきなり言われても、

ピンとこない方もいらっしゃるでしょう。

 

声とメンタルの繋がりについて、

学校では教えてくれませんし、

深く掘り下げて教えるボイストレーニングスクールもあまりありません。

 

だからこそ今回は、

声とメンタルの繋がりと、その重要性についてお伝えしていきます。

 

 

「緊張しないで歌う」だけじゃない

402821

心の状態は素直に声に現れます。

「人前だと緊張して頭が真っ白。声が震えてうまく出ない」

「何とかしないと、って考えるほど、余計身体ものどもガッチガチ」

なんて経験をした方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな事態を避けて、堂々と歌うために、

心身をリラックスさせることはとても大事です。

 

しかし、メンタルの状態が重要な理由は、

歌う時に緊張しないようにするだけではありません。

もっと深い部分で、声とメンタルは繋がっているのです。

 

心の状態は素直に声に現れ、声の質にも変化を及ぼします。

声質の変化は、言葉や話す内容以上に、その人の印象を決めていきます。

 

「気にしなくていいよ」という言葉も、

低くて固い声で言われれば、「本当はすごく怒ってるんじゃ?」と警戒されます。

「も~ホント最悪~」という言葉でも、明るいトーンで言われれば、

トラブルに合いつつも笑い話のネタにできたのかと感じ、気軽に続きを促せます。

 

では、聴く人に「いい歌だなぁ」「ずっと聞いていたいな」

と感じてもらうにはどうすればいいのでしょうか?

 

あなたが目標としているトップアーティストは、

どうしてあんなにも観客を惹きつける歌が歌えるのでしょうか。

音程がピッタリ合うから? 高音も楽々出せているから?

それだけが理由ではないかと思います。

 

アーティストは、歌うことをただ楽しんでいます

歌に込めた思いを100%表に出して、声に載せて歌っています。

観客はその声を通して、アーティストが持つ思いの強さやエネルギーを感じているのです。

そうして、コンサート会場を丸ごと包むような一体感や感動が生まれます。

 

これこそが、「声とメンタルの繋がり」です。

心を「楽しい」「気持ちいい」という感情で満たして歌に臨むことで、

聞く人の心に響く歌を歌えるようになるのです。

 

それは、言葉にするととても簡単なことです。

しかしいざ実行しようとなると意外と難しいものです。

「音を外さないように」「サビの高音しっかり伸ばさないと」とつい考えてしまったり、

そもそも楽しんで歌うこと自体、イメージや要領がつかめないかたもいらっしゃいます。

 

 

歌い方が劇的に変わる「メンタルを変えるための3ステップ」

643578

そこで、レッスンで実際に行っている、

メンタルの状態を変えるための3ステップをご紹介します。

ぜひ思い切って実践してみてください。

 

1.クッション練習法で歌を身体に刷り込む

まずは、クッション練習法を行い、歌い方をマスターしてしまいましょう。

「ちゃんとできてるかな?」と考えて不安にとらわれずに済むように、

正しい歌い方、呼吸の仕方を身体に刷り込んで定着させていきます。

2.自分への言葉かけでメンタルを変えていく

身体に歌い方を覚えたら、メンタルの状態を変えます。

何をするかといいますと、歌う前に

 

「俺の歌超上手い( ・`ω・´)」

「私一流の歌手(*^▽^*)」

 

という風に自分への声掛けをするのです。

 

ここで重要なポイントが1つあります。

それは、実際に言葉にすること。

頭の中でイメージするだけでなく、行動に移すことで、

セルフイメージを変え、声に楽しさや自信を載せることができるようになります。

 

3.ポーズをつけてさらにノリノリで歌う

言葉かけができるようになったら、

ポーズや表情をつけて、さらに気分をアゲていきましょう。

 

以前、感情と表情の結びつきが深くなることで、

聞く人に自分のメッセージが伝わりやすくなるとお伝えしました。

 

実はこれ、歌っている自分自身にも当てはまります。

「自分にこんな気持ちがあったんだ」

「こんなエネルギーを持っていたんだ」と振り返ることができて、

それがさらに自分のメンタルを変えていく、よい循環が生まれるのです。

 

「なんだか恥ずかしいな」と感じる人は、1人カラオケでこっそり始めるのでもOKです。

やってみると意外と抵抗なくできて、段々と、

「俺フレディ・マーキュリー超えたぜ!(。-`ω-)」

「私グラミー賞受賞したわ!(>∀<)」

ぐらいまで言えるようになっていきますよ。

 

 

歌で自分自身を喜ばせよう

 

メンタルと声は、強く繋がっています。

最終的に、どんなメンタルの状態で歌うかが、

歌を聞く人の印象を決め、心に響く歌になるかどうかが決まります。

 

自分自身が心から歌を楽しむことで、聞く人も楽しい時間を共有できる。

今回お伝えしたことを参考にして、

そんな素晴らしい場をより多く創っていただければと思います。

メルマカバナー

キャサリン

岡野麻紗子(愛称:キャサリン) 子供の頃から歌が大好きで、歌うことの楽しさを伝えたいとボイストレーナーを目指す。しかし、いざ舞台に立ってみると、思ったように声が出せず悩んでいた。そんな時、堀澤式発声法に出会い、無理なく楽しく歌えることの素晴らしさを体感する。4年前からコーラスグループで活動し、毎年開催されるライブやイベントで、メインボーカルやバックコーラスを務める。2014年には、ブルーノート名古屋、JZBrat東京で堀澤麻衣子のバックコーラスを経験するなど活躍している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です