【緊張して声が震える原因とその解消法とは? フォーカスを変え緊張とおさらばしよう!】
こんにちは。アマートムジカ専任講師のキャサリンです。
声を出す上で最終的に大事なのは、
「心との向き合い方」です。
「音程外さないようにしなきゃ」
「ちゃんと大きな声出さなくちゃ」
そう考えるほど、心は緊張し、身体も緊張し、
本来の声が出せなくなります。
自分の心を如何に幸せな状態にするか。
心との向き合い方の重要性は
今まで何度も記事にしてきました。
メンタル面が原因で
生徒さんが本来の声を出せない時、
講師は生徒さんそれぞれに合ったアドバイスをします。
同じお悩みでもアドバイスの内容は様々です。
生徒さんの心の状態、物事との向き合い方は
全く違っているからです。
今回の生徒さんへのアドバイスのポイントは
「いかに“緊張”を意識させないか」
でした。
どうしても意識してしまう「緊張」
今回の生徒さんKさんのお悩みは、
- 高い声が出ないこと
- 声が裏返ること
でした。
呼吸の方法を変え、発声練習をしようとしたところ、
表情が硬くなり、
音程がうわずって、声が震えていきます。
このような声が震えるタイプの方は、
メンタル面での原因が大きい場合が多いです。
緊張しているのが見て取れたので、
「いい声を出そうとしなくて大丈夫ですよー」
「てきとーにやることを許可してみましょう」
とアドバイスをしました。
が、なかなか表情が和らぎません。
「緊張するとなかなか抜け出せない」
「落ち着かなきゃいけないとわかっているけれど
うまくいかない」
とKさんはおっしゃっていました。
「自分にOKを出そう」
「てきとーを許可しよう」
Kさんの中では、そのようにイメージすることが
「OKを出さ“なきゃいけない”」
「許可し“なくちゃいけない”」
というように、自分に対する“義務”“縛り”となり、
結果として、
「緊張」を感じる原因になっていたようです。
イメージを切り替えて緊張からおさらば!
そこで
「“緊張”という言葉とは全く関係ないアドバイス」
をお伝えしました。
まず
「呼吸の方法は完全に講師のまねをする」
ことを伝え、
生徒さん自身があれこれ考えられないようにしました。
加えて、
「お水が流れるイメージを具体的に考える」
と、水のイメージに没頭してもらい、
「しなければいけない」
という「緊張」に直結するイメージとは
関係ない方法にフォーカスしていただきました。
※水ジャージャーのイメージ方法についてはこちら
↓↓↓
【あがり症・緊張にさよならするために。「水ジャージャー」のイメージをさらに深めよう】
すると、まずKさんの表情が和らいでいきました。
声を出すうちに、笑顔になっていって
音程が合い、震えていた声も安定していきました。
メンタルが和らいだ後は、
「いい声出てる~♪」と
自分に言葉をかけながら歌っていただきました。
更にプラスのイメージに没頭できるようになり、
今まで出なかった高いキーまで歌えるようになりました。
「緊張するな」が「緊張」を生んでしまったあなたへ
「リラックスが大事」
「平常心が不可欠」
それをわかっているからこそ、
「緊張しないようにしないと」
と自分を追いつめてしまう。
という苦い経験をした方も多いのではないでしょうか。
そんな場合には、今回のように
イメージの方法を全く切り替えてみると
いいかと思います。
「緊張しないようにね!」
と言われると、「緊張」という言葉にフォーカスしている状態になります。
結果、緊張してしまいます。
「緊張」という言葉に意識が向いてしまっているからです。
ですので、
「緊張」という言葉を使わずに、
身体を緩める方へと意識を向かせて、
その結果、緊張がほぐれていくようにすればよいのです。
「意識を自分ではなく外側へ向ける」
「気持ちいいイメージを追求して没頭する」
日常の中でそんなイメージトレーニングを続けていけば
歌う時も「~しなくちゃ」に
振り回されることがなくなっていくでしょう。
後はそんな自分を「素晴らしい」と褒めながら
気持ちを込めてノリノリで歌っていってくださいね。
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